[行程]
6:50 田沢湖スキー場トップ
8:20 男岳ピーク
9:15 男岳北斜面滑降
10:00 6番シュート滑降
10:45 女岳滑降
休憩
11:50 登り返し〜大焼砂
12:30 大焼砂滑降
14:30 荒沢橋
15:00 R46国見温泉入り口
温泉〆
今シーズンも晴天の秋田駒ケ岳ロングルートコンプリートしました。今回は前日の降雪により4月にもかかわらず真白な斜面
を快適に滑る事が出来ました。そして思いがけず6番シュート滑降のおまけ付き。男岳北斜面
と6番シュートを滑れたのは収穫でした。さすがに国見斜面ツリーランは春の腐れ雪でしたが。。。田沢湖スキー場はこの日で終了なのでこれからのアプローチはバス道路から8合目小屋経由か、スキー場のハイクアップになりますが雪の量
も申し分なく今シーズンはまだまだ楽しめそうです。
●朝焼けの秋田駒ケ岳
朝5時、いつものコンビニでたくちゃんと待ち合わせ。今回のツアーは以前のルーツの滑り仲間で今は八幡平で遊んでいるべんさんが参加となった。たくちゃんと合流後R46国見温泉口にたくちゃんカーをデポして、一路スキー場へ向かう。前日に降った雪で真白な駒が朝焼けでピンクに染まる。。。テンションをあげるには十分すぎる眺めである。
●思いがけず粉粉・・・
スキー場へ着き身支度を済ませる。青い空が気持ちいい。この日で営業終了のリフトを乗り継ぎスキー場トップへ。リフトを降りるとまさに粉粉!ふきだまった所では膝まで積もっている。4月にラッセルか?にやけた顔がどうにもならない。。。
こんなにイイ状態のスキー場が今日で終りと言うのも勿体ない気がする。粉粉とはいってもその下は硬いアイス。定番のアイゼンを取り出しいざハイクアップ開始である。眼下には田沢湖そしてはるか遠くには鳥海山まで見える。さすがに雪の量
も落ちてきてるとは言えアイゼンも気持ち良く効き、こんな時の登りは本当に苦にならない。写
真を撮りながらピークへと詰めて行く。
●真白な男岳
男岳ピークでは前回来た時には雪に埋もれていた鳥居が顔をだしていた。今年も晴天の駒を与えてくれた事に感謝してしばし写
真を撮ったりしながら時間を過ごす。そのうち別のパーティーが登ってきた。僕たちは4番シュート上部へ移動。ピットチェックを始めた。前日の降雪は思いのほかしまってなくその下のアイス部分とはほとんど付いてない。肘でちょっと引いただけで簡単に切れる・・・・う〜〜ん。。。みんなで相談。4番シュートの斜度は40度オーバー。条件としては縦に落ちて行く、転ばない、絶対に横には切らない。。。。無理ですということであっさり諦めた。
●思いがけず
ピットチェックをしていると後続のパーティーの方も来た。チェックしている上で様子を伺っていたようだ。その時彼等の一人が僕に声をかけてきた。
Nさん「ここ滑るんですか?」
るーつ『検討中ですぅ。。。すこっぷすこっぷ!!』
Nさん「もしかしてルーツさんですか?」
るーつ『え?・・・は、はいそうですが・・・』
Nさん「いつもHP見させてもらってます」
るーつ『え〜〜☆ありがとうございます♪』
いやあびっくりしました。こんなちんけなHPでも見てる人いるんですねえ。一緒に遊んでる人だけかと思ってました(笑)よくよく聞くとNさんはヒゲ松さんとはお知り合いだそうで、以前の茶臼組のサイトにリンクも張っていたそうです。そんなわけで滑走コースがかぶってしまいましたが、Nさん達の写
真も掲載です。Nさんまたどこかでお会いしたら声かけて下さいね!
●男岳北斜面滑走
あきらめた4番シュートでしたがその反対側にも良い斜面があります。斜度的には30度弱なのですが天気が良いのでこれまた格別
。先行したNさんグループの滑りを見てテンションも上がります。べんさんが途中まで降りて写
真を撮ってくれた。 そしてたくちゃん、おいら、べんさんの順にドロップ。北斜面
なのでちょっとカリカリ。それでもボトム近くにはふきだまった新雪。きや〜〜きもちいい〜〜。
●阿弥陀池から6番シュートへ
先行していたNさんグループは男女岳へ登っていった。同じ所をすべるのも芸が無いので、向かい側の斜面
に取り付き直登。やっぱり硬い。。。一番上まで行くと実はそこは6番シュートのトップだった。思わず斜面
観察。。。トップの吹き溜まりは危険そうだけど、途中は新雪もついてなくて大丈夫。その下のボトム近くは吹き溜まった真っ白な雪が見えている。3人で相談の結果
、行くでしょう(笑)
●6番シュート滑降
安全ドロップポイントまでブッシュの上を慎重に高度を落す。足場の悪い中でのスキーの装着は神経を使う。雪を削って足場を作り、しっかりスキーを履く。斜度は40度オーバー。昨年から計画していたシュート滑降の一つを思いがけずチャレンジすることになった。まずおいらがドロップ。アイス気味の斜面
を慎重にターンしていく。吹き溜まった新雪部分にさしかかると一気にターンを大きくする。板も走りアドレナリン全開!!きもちいい〜〜〜☆6番シュートコンプリートの瞬間。振り返ると豆粒くらいのたくちゃんとべんさん。カメラを構えて合図を送る。最初にたくちゃん、そしてべんさんの順にドロップ。2人ともフルメイク!!かっこよかった。
●女岳へ・・・
6番シュート滑降をおえてしばしシュートを見上げる3人。ひとしきり余韻に浸った後、女岳へハイクアップ。先日行った時とほぼ同じようにトラバース気味に東面
へ登っていく。小岳が見える所まで行ったところでドロップとした。ここの斜面
は大分雪質も悪くなってきていたが板もまだまだすべり25〜30度前後の特大オープンはこれまた最高!下の方はさすがにつかまれる雪だったが気持ち良く滑れた。この後小岳の南のボトムでお昼とした。
●ロングツリーラン大焼砂
お昼休憩は1時間弱。このあとは大焼砂からロングツリーランである。雪は期待して無いがツアーとしての魅力は十分にあるコースである。とはいうもののツリーの中は地形図に載ってこないような小さい沢地形の連続で、途中1本南側に沢を越えてしまって大分南寄りに進路をとってしまい、最後は大分歩くはめになってしまった。とくにボードのたくちゃんはしんどかったと思う。GPSのおつげがなければちょっと荒沢橋へのおり口を見失ってたかもしれない。ポイントを打っておいて良かったと本当に思った瞬間だった。まあ天気も良かったし、時間もまだまだ早かったので、あまり焦ってはいませんでしたけどね。
●まとめ
とにもかくにも6番シュート滑降が今回のメインディッシュになった。滑らせてくれた天気と運に感謝。いつの日か1〜3番のシュートも滑れる日を期待して、今期サイコーの駒の思いでとなった。スキー場に戻ってきて見た男岳の姿はいつにもまして青空に映えていた。
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