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  04/04/10秋田駒:はこちゃんルート(田沢湖スキー場〜男岳〜馬の背〜女岳〜大焼砂〜荒沢橋〜国見廃ドライブイン)
  メンバー:はこちゃん、イチロー、たくちゃん、るーつ

 
 

  今シーズンはじめからメンバーでかなりこだわり続けてきた秋田駒滑走。厳冬期の何度かのアタックは、天気に阻まれ、地形把握も出来ずいつも滑る事すら出来ず敗退してきた。前回のイチローとのツアーで大焼砂から国見へのルートを開拓出来ていたので、あとは核心部の男岳、女岳をルートに取り込むだけとなった。男岳〜馬の背〜女岳ははこちゃんが3月に走破してるので今回は秋田駒最強ルートの集大成となる。メンバーは今まで行動を共にしてきた4人が初めてそろいテンションも上がり、今シーズン最後の駒アタックとなった。

[行程]
  5:30 国道46 某コンビニ集合
  6:45 スキー場駐車場
  7:20 スキー場トップ(ハイク開始)
  8:45 男岳登頂
  9:15 馬の背〜南側シュート滑走
  9:45 女岳ハイク開始
 10:15 女岳登頂〜東面 滑走
 10:45 横長根へ登り返し
 11:15 大焼砂滑走
 12:15 荒沢橋到着
 12:45 国見廃ドライブイン
 14:00 スキー場駐車場
 14:30 温泉で〆

  ここ1週間安定した天気に恵まれて、この日もすばらしい秋田駒が朝焼けに染まっていた。5時半に某コンビニに待ち合わせ。今日は国見側に降りてくる為にデポ場所の国見廃ドライブインに移動する事になる。途中見えた大焼砂の雪付きの状態が大分悪いのが確認できた為、仙岩トンネル入り口にも一台デポする事になる。(あとからこれが幸運となる)

 スキー場は春スキーモードでリフト営業は朝6時から。思いのほか駐車場の車が多いのに驚いたが、足早に準備を済ませてリフトに飛び乗った。4月とは言えまだ朝晩は山ですから多少冷え込む。この日も氷点下になったスキー場のバーンは、前日に整備しておいたのか 綺麗な状態ではあるものの、硬く凍りついてアルペン競技者が好みそうな激硬のバーン。そんな中でもゲレンデで滑ってる人が10人程はいるのであるから人の好みとはわからないものである。

 リフトでスキー場トップにつくと時間も7時を回っていた。遠く西には鳥海山も見えるようなすばらしい天気。このまま頂上へついた時も天気がよければ360度大パノラマ状態である。嫌でも気持ちは高ぶり、落ち着かない自分を押さえるので精一杯である。秋田駒の西側に位 置するスキー場の斜面は朝は日が当らない為に雪の状態も硬くアイゼンが必要である。今期2度目のアイゼンを装着しいざハイク開始となる。ゆっくりと登りはじめる。アイゼンの爪が雪にささる・・・クラスとした斜面 は硬い所と沈む所が入り交じり時折10cm程沈むが快適に高度をあげる。もともと登りのスピードの遅いルーツは写 真なんかも撮りながら登るので余計遅くなる。今日はイチローが何度か僕の写 真を撮ってくれたのだが、いつも先行グループとは距離が開いてしまうがこのメンバーはどちらかと言うとのんびり上がってくれるのでいつも助かっている。尾根も細くなってきて険しくなる手前でちょっと休憩。田沢湖を見下ろし、遠くには栗駒、鳥海、岩木山、八甲田、そして和賀山系はすぐそこに見える。日も上がってきて稜線上から太陽を浴びて急峻な尾根筋を登っていく。天気が悪いと危ないと思いがちになるが、今日のような天気の日はこんな険しいハイクも気分がいい。登りはじめて1時間を過ぎた辺りにはもう頂上は目の前。最後の急な尾根を登り頂上へ着いた。

 これだけの天気は1年を通して何回秋田駒で経験出来るのだろう。見えそうだと考えられる山はほとんど見える。そしてなにより秋田駒の全容がすべて確認出来る。今シーズン何度となく来た秋田駒の地形、位 置、距離感全てがはっきりと確認出来る。メンバーは思い思いの気持ちでピークに到達した。そしてとくにはこちゃんは昨年から2桁の連敗を繰り返している。周りからは秋田駒に雲を呼ぶ男なんて呼ばれる始末。。。それも今日で返上。ピークで岩手山をバックに撮った1枚は全てをリセットしてくれるであろう。

 さてここからがメインディッシュである。頂上でひと休みしたあと馬の背の上部まで移動する。左手には男女岳、正面 には阿弥陀池小屋がみえる。そして右手には最初のバーンが待ち受けてる。ムーミン谷へ滑り込むオーバー45のシュートである。前回イチローと来た時に大焼砂上部の横長根からみえたシュートである。来シーズンの宿題と思っていたこのシュートをまず滑る事になる。上から見るとその大きさにアドレナリンがでまくる。僕は途中でカメラを構え、みんなの滑りを撮る。まずははこちゃんがドロップ。出だしの肩の部分を滑り降りて一瞬見えなくなる.....確認が出来る事にはもう豆粒にしか見えなくなりこの斜面 の規模の大きさを改めて感じる。次はイチローである。山スキーを履いてるとは思えない軽快なショートターンから45オーバーの核心部分へ。ロングターンを繰り返しイチローも無事滑りきる。そしてたくちゃん。ヘビー級の体格を生かしたダイナミックな滑リでシュートを降りていく。3人の姿が谷で確認出来る。カメラをしまいゴーグルをセット。ストックを叩き気持ちを入れる。。。。カメラを構えていた場所が肩の部分だった為に滑り出してすぐに斜面 が急激に落ち込む。フォールラインに向いた体は一気にスピードを増す。太陽にてらされて適度にゆるんだ雪がエッジに食い付く。2度3度とロングターンを刻む。途中突き出た小さい岩をやり過ごしボトムまであと少し。ここで帽子が飛びそうになり(登り用のキャップで滑ってしまった。失敗。。。)それに気をとられてしまって最後はちょっとバタバタしてしまったが、気分はサイコー。ボトムに降りきったあと振り返ったシュートは大きくそして美しかった。

 しばらく余韻にみんなでひたる。何度も来ては敗退してきた秋田駒への思いがよみがえる。ひとしきり抜殻になったあと次のおかずへ移動する。後ろにひかえた女岳へ登る事にする。登りながら何度も振り返り降りたシュートとその隣に何本か列ぶシュートを確認する。全てのシュートを制覇するには何年かかるだろう。そんな事を思いながら女岳ヘ登っていく。そして女岳のピークへ着くと男岳ピーク付近に人陰が確認出来る。茶臼組のひげ松さんパーティーだ。予定の段階で遅れて登ってくる事は分かっていたのでこんな形で確認出来たのは嬉しい限り。男岳と女岳のピークでお互いを確認出来た。

 さて女岳の滑降は当初南斜面の予定だった。これは、南側をはこちゃんが経験済みという事でのルート選択のつもりだったのだが行ってみるとすでに岩肌が露出している部分もあり南側は危ないという事で東面 を選択。実はこれがよかった。上から見るのと下からでは様相が違うとはこのこと。すばらしい大斜面 。これがパウダーなら文句が付けようのないオープンバーン。斜度も30〜40度の滑るには一番楽しいバーンをロングターンでぶっ飛んでいく。小岳の下までいったあと振り返った女岳のオープンは来シーズン絶対にパウダーを堪能したいと思わせる光景だった。

 まだ終わりません。まだこの今回のルートには最後の長い滑走が残ってます。前回イチローと滑った大焼砂〜国見の安心感のあるメローなオープンバーンからブナ林のロングツリーランである。小岳の下部からツボで横長根へ夏道を使って30分ほどで登り返す。稜線沿いは
さすがに前回体ごと飛ばされそうになった風ではないが、ここだけはやはり他より風が強い。慢性的に風の通 り道なのであろう。大焼砂は今まではこちゃんがここを滑りたくて何度となくチャレンジしては敗退してきたバーンである。秋田駒にこだわり続けてきた理由がこの場所にあり、そして今やっとこの場所の踏む事が出来た。全身で恥ずかし気もなく喜びを表すはこちゃん。ここを走破すれば最強ルート(はこちゃんルート)の完結である。 斜度30度弱のメローな安心感のある大斜面 (緊張するようなバーンではないという事)、ブナ林の入り口を間違わないように沢を確認して(結局間違ってしまったのだが(笑))3キロ程はあろうかというブナ林のツリーランに滑り込む。適度な間隔のブナ林は岩手山・八幡平エリアではここ以外ないであろうというロングコース。途中からポールランになる為ボードでは多少厳しいかもしれないが、それでもそれを差し引いてもおつりが来る程の快適さである。今回は春の腐りかけたザラメで滑ったり滑らなかったりと台地状になってからはちょっと厳しい条件ではあったがツアーの醍醐味みたいなものを十分に堪能出来た。

 最後の台地状になった場所から荒沢橋への沢へのアプローチがスキーは脱がなくてよかったものの斜度のきつい場所ではところどころ割れていて地面 がむき出しになっている。前回来た時にはなっていなかったので2週間で大分状況も様変わりした。ほぼ全ての行程を滑って降りて来れたことはラッキーだったが、この状態は今日で最後であろう。

  無事、国見温泉への道路(荒沢橋付近)へ降りると、すでに除雪も完了していて温泉の開業も間近といった感じである。道ばたには50cm程残っている雪の脇からふきのとうが出てきていた。アスファルトの上をスキーを担いで国見廃ドライブインにデポしておいた車まで移動。こんな全ての行程が順調なツアーはそうないだろうね!充実感と満足感に浸っていると、遅れて降りてきたイチローとたくちゃんがなにやら浮かない顔・・・・

たくちゃん: 『ごめ〜〜ん!車のカギ忘れてきた!』

・・・え?一同無言・・・・

 順調なツアーも最後にかる〜〜いオチ!ここでトンネル前にデポしておいた車が役にたった。とは言うもののトンネル入り口までは2キロ程あり歩くにはちょっと時間がかかる!が、運良く止まってくれたお兄さんに乗せてもらい、無事撤収完了。田沢湖に戻り毎度の温泉宿ももしろで〆。すっかり抜殻になりました。
 
 帰り国見のドライブインで茶臼組チームがちょうど下山したところに遭遇。ほぼ同じルートを走破したということで挨拶をかわし帰路へ着いた。

  一度のツアーで3度美味しいはこちゃんルート。来シーズンは
厳冬期にチャレンジしてパウダー三昧だ!


 
 
朝焼けの大焼砂
スキー場駐車場
鳥海山
スキー場トップ
登りはじめ
朝日が眩しい
休憩
ルーツ
photoイチロー
後ろは田沢湖
西側の山並
険しくなってきます
南側の山並
アイゼンは必須
外輪と女岳火口
女岳ピーク
男岳ピーク直下
はこと岩手山
ルーツと鳥海山
photoはこちゃん
メンバー全員で
たくちゃんとイチロー
馬の背
(奥は阿弥陀小屋)
はこちゃん
粉好き爺と青い空
たくちゃん
イチロー
左:小岳
右:女岳
シュートを見上げる
男岳南側シュート
女岳ハイク
女岳ピーク
男岳ピークと茶臼組
馬の背から横岳の
間の南側シュート
馬の背とシュート
るーつ女岳滑走
photoイチロー
外輪内側
女岳西側大斜面
小岳南側直下で休憩
大焼砂にてはこ吠える
大焼砂と横岳
photoイチロー
るーつ大焼砂滑走
photoイチロー
   
たくちゃんとブナ林
駒をバックに記念撮影
photoイチロー
荒沢橋付近にて
記念撮影
   

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