【行程】
9:00 八幡平スキー場駐車場いっぷく茶屋前集合
9:30 頂上駐車場出発
10:00 八幡平頂上
10:30 稜雲荘
11:30 源太森
お昼休憩&斜面遊びたおし
13:00 出発
14:00 茶臼岳ピーク
14:30 滑り出し
15:00 樅山
16:15 スキー場駐車場
温泉で〆
今回のツアーは今シーズンより要所要所でおつき合いのあったひげ松さん率いる茶臼組の八幡平ツアーに参加させてもらった。茶臼組のメンバーはウロコ板、細板、革靴といったクラシカルな出で立ち。今回のツアーコースがハイク中心のツアーだっただけにそれも当然といえば当然か。。。このツアーは茶臼組にとって毎年恒例でしかも茶臼組発祥のツアーらしく、毎回天気がいいとのこと。そして
前日までどんよりしていた空もこの日は雲一つない快晴。天気に恵まれたツアーとなった。
9時スキー場駐車場集合の予定だったが、行きすがらあまりにも綺麗な岩手山と八幡平をカメラにおさめたりしながら行ったらちょっと遅刻。。。もうすでにメンバーは全員集合していて準備を始めていた(ごめんなさい(^_^;)。面
識のあるひげ松さん以外は、ちょっと逢った事があるだけか、まったくはじめての方々。とりあえず紹介もそこそこに車2台で頂上まで上がる事にした。
開通したばかりのアスピーテラインを車で頂上へ向かう。その途中降りてくるであろうポイントでインスペクション。雪の状態をチェックすると、何日か前に降ったと思われる新雪がいい感じにザラメになっていて、真っ白な斜面
が目の前に広がる。雲一つない青い空と真っ白な斜面がテンションを否応なしにかきたてる。頂上の駐車場へ着くカンジキやスキーを持った登山客が結構いた。GW初日のこの天気なら当然であるが、混まないうちに先行したいので早々に身支度を済ませて、上がる事に。出発の前にひげ松さんが今日のツアーのコースと時間配分などを全員に説明。その後ビーコンチェックを済ませてまずは八幡平の頂上へ向かって歩き始める事にした。4mはあろうかという雪の回廊を夏道入り口まで歩く。そこからスキー組は履いて登りはじめる。15分程歩いた所に八幡平の頂上展望台が有るが、夏の展望台も冬はいっぱいに積もった雪の下。かろうじて一番上の部分が顔を出している程度。ここからは最初の滑りがある。足慣らし程度では有るが凌雲荘までの300mほどをさっそうと滑るメンバー。僕も初オフピステのテレマークとはいえ、緊張しつつもなんとも心地良い。真っ白な緩斜面
を凌雲荘まで滑り切る。ここでRisaさんがザックを投げ捨てまた登り返しはじめた。こういうことはウロコ板の独壇場である。悔しいので僕も担いで登り返す。息が上がってしんどくなってきたところで(笑)スキーを履いて又滑走。ザックのない山での滑りなんてそうそう出来ないがこれまた気持ちがいい。サイコー(*^o^*)
凌雲荘前でひとしきり遊んだ後は源太森へ出発する。夏は八幡沼があるはずの雪原を青い空の下快適に進む。あまりの快適さにひげ松さん細板でスキップ。それに続けとRisaさんまでもスキップ。写
真がないのが非常に残念(笑)そんななんともまったりした雰囲気のでツアーは順調に進む。そしてお昼予定の源太森へ到着。源太森では他の登山客も5、6名いたが、とりあえずザックを下ろしてお昼にする事にした。と思いきや、ひげ松さんと四五七朗さん目の前のノートラックのオープンバーンにいきなり飛び込み4ターン程滑り込む。ステップソールとはいいもんですね。すぐに登り返してくる2人をみていつかは手に入れても良いかななんて思いました。
お昼を食べ終わる頃ひげ松さんおもむろにキッカーを作り出した。飛び系の僕としてはちょっとテンション上がるも今日はテレ・・・・飛びたい気持ちとちょっと不安と・・・。でもね目の前にこんな」気持ちの良い斜面
があってはやらずにはいられないわけでイイ感じのキッカーが出来た後まずは小手調べ。最初はやっぱり腰が引けるんですね。。。ダメダメ(^_^;悔しいのでもう1回チャレンジ。1回目で感触をつかんでいたので2回目はきもちよ〜〜く飛んじゃいました(^_^;そのまま2ターン、3ターン。。。おっとこれ以上滑ると後が・・・登り返しは担ぐしかないしね。そんな僕の下には誘惑に負けたひげ松さん(笑)四五七朗さんは理性を保っていたようで同じ辺り。とまあこんな感じで遊んだわけですが、登り返すと山ツアー初体験のKさん。果
敢にもキッカーへ突入!空中へほうり出されたその美しい放物線はボードを空高く持ち上げ後頭部から美しいザラメへ・・・その後の半分に折れた体の軟らかさに見とれたRootsでした(爆)怪我しなくて良かった(^_^;
ちょっと遊び過ぎで時間を予定時間オーバーしたようでしたが順調にこの次の目的地茶臼岳へ出発する。ここから黒谷地まではほぼ滑っていける。新雪の綺麗なザラメ雪はスキーを思いのほか走らせてくれる。今回山ボさんとKさんがボードでの参加だった為にスキー組との移動スピードに多少違いが有った。スキー組が黒谷地まで滑ったところで休憩して時間調整。ここから茶臼岳までは30分程のゆるい登りとなる。登りとは言え好天のツアーでは話も弾み気持ちにも余裕が出る。笑い声の絶えないツアーというのも珍しい(それだけ厳冬期のツアーは厳しいですよね。)が今日は本当にそういうサイコーのツアーである。そしてそういう時の時間がたつのはめちゃくちゃ早いわけで、気がつくと茶臼ピークまであっという間に着いてしまった。
春の茶臼岳は厳冬期とは違うのんびりとした空気がただよい、僕たちの他に2組程のグループがいた。そこには春の大パノラマとも言える風景がひろがり、目の前には岩手山、下にはアスピーテラインに車が走り、遠くには秋田駒が見える。皆で記念写
真を撮りさっそくメインの滑降になる。順番に降りていく。悪雪に苦戦しつつもそこは茶臼組!八幡平を代表するテレマーク集団ですので、無難にこなしていく。その中でも四五七朗さんは悪雪の中でも軽快に小回りを決めていく(うらやましい〜〜)。厳冬期なら恵比寿沢方面
に降りていくのだが、さすがにこの時期沢は本物の沢になってるわけで(笑)樅山からアスピーテラインへのアプローチとなる。樅山の手前では途中アスピーテラインに接続するので車でピストンしているグループもいた。
樅山では最後の休憩を入れて雰囲気を楽しむ。そしてメローなオープンバーンを皆で楽しんだ。メンバーからは歓喜の声が上がりシーズン最後にもなろうかという楽しい滑りを楽しんだ。ここからはどれだけ雪を繋いで降りていけるかがポイントとなる。何度か道路を渡りながら滑っていく。下の方に進んでいくとさすがに雪質も腐ってくる。そんな時汚れた雪でつまづいた僕は前からダイブ!!ザラメの感触を顔で味わってしまった。。。。と、そんな事はどうでもいいんです。実はここで僕のストックがポキっと逝ってしまいました(T_T)。カーボンの伸縮ポールなんですが、
接続部分から見事に折れました。カーボンは折れる時は一瞬ですね。は〜〜今シーズンゲットしたばかりのアイテムだったんですがねえ・・・・。まあツアーはもうほとんど終りだったので事なきを得ましたがねえ。
最後は車道をスキーを担いで歩くのですが結構疲れてたんですね。20分程度でしたが、硬いアスファルトの最後の歩きは結構こたえました。駐車場に着くと時間も4時をまわり頂上駐車場へ乗り捨ててきた車を早々に取りに行き、5時閉門のゲートを脱出、無事ツアーは終了した。夕日に照らされた茶臼岳を後にして温泉で〆。サイコーの1日でした。
今回はじめてテレマークスキーというアイテムでのツアー挑戦でしたが、自分的には厳冬期でも十分に通
用するんじゃないかという手ごたえを持てたというのが大きな収穫。山滑りをする為に発生した道具なだけに使いこなせたら楽しい事に確信が持てた。来シーズンはアルペンからテレに乗り換えてるRootsかもしれないです(*^o^*)
道具を提供してくれたぬまさんと、ツアーに誘ってくれたひげ松さんと茶臼組の皆さんに感謝!サイコーの仲間とサイコーの自然とサイコーの天気。。。これだから山滑りはやめられないよね。ありがとうございました。
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