この冬一番の寒さの中メンバー全員が岩手山S・Aに集合。途中高速道路の寒暖計はマイナス16度…
空には綺麗な月が、そして真夜中の岩手山を照らしている。 3日間の安全とアドレナリン全開のパウダーを求めて行ってきました八甲田。
[AM: ロープウェイ〜前嶽〜銅像]
黒石から八甲田へ向かう道路のゲートへ6:30到着。8:00開門が7:30に開く。少し寝過ごして何台か後続車に先行されたものの8時ロープウェイ駐車場到着。今回のメンバーはsnow-surfの中でもビギナーが中心に集まってしまったので、とにかく視界が良い状況なら自分達で行動、悪ければガイドクラブと言う方針に決めていた。駐車場ヘ向かう途中山頂付近が見える。。。。八甲田経験がとりあえず多いのはじんさんとかよこ。今日はとにかく自分達で行ってみようと経験者2人の判断に従って登る事に。
山頂は岩木山方面がスッキリした状況。風はそこそこあるものの時折見える八甲田の山々の雄大さに感動!山頂ではガイドクラブへの参加者が続々と登ってくる。僕たちも準備を済ませていざ出発。いまいち風の影響で視界が悪い。慎重に前嶽ヘ向かう沢方向に降りていく。沢のボトムへ降りる最初のオープン。メンバーが1人づつドロップ。最後に僕が行く。この時は地形的なのもなのか風も少なく、視界は良好。思いっきり突っ込んで行ける。。。。。アドレナリン50%。。。ん〜〜気持ち良い。沢へ降りるとそこから沢沿いをトラバース。途中前嶽ヘ向かう為にボードはシューへ僕はシールを装着ハイク開始。ほぼ横移動で谷を前嶽までまきながらトラバース、前嶽の直下へ。先行グループのトレースを利用しつつ前嶽へ登りはじめる。登りはじめて5分。それまで無風だった状況が一変。視界10mほどの状況になってくる。登りも斜度がきつくなってきたその時、先行していたグループが『そこの上割れてますよ。その場所危険です!』と。。。。前日に降った雪の量
が多過ぎたのか20cmくらいのところに弱層。ハイク中のその脇でくずした斜面
が結構な量で落ちて行く・・・・。すぐに予定変更。前嶽はあきらめその場所から慎重に降りていく事にした。この時きっちりと弱層チェックすれば良かったと今になって思っている。とは言えすでにクラックが入ってる状態の斜面
で弱層チェックどころではなく、とにかく安全に降りてくる事だけ。特にメンバー滑走中は雪崩れてるかどうか観察、連絡という体制と意識が必要だったか・・・反省。。。
その後は慎重にコース取りしながら高度を落としてツリーの中へ。ここでじんさんがはぐれてしまう。5分程待つがついてこないため、コースは把握しているはずだしこの位
置なら他のパーティーのトレースもついている事から合流出来るだろうと判断、出発。まもなく合流して事なきを得る。このあたりで途中からボード組はポールラン。。。ここでトラブル発生。まちゃみがポールを1本紛失している事が判明。前嶽をあきらめて最初のドロップ場所で木に引っ掛かって転んだ際に落としたと思う!とのこと。。。ボードのポールランで1本しか無いポール程役に立たない物は無いですね。結局僕のを貸してポールラン自体は問題無しだったんですけど、午後にもう一度同じコースでポール捜すと言う事になり午前中は〆。
駐車場に戻ってお昼とする。
[午後: ロープウェイ〜前嶽〜銅像]
昼食後まちゃみの紛失ポールを捜索&ルート復習もかねて同じコースを行くことに。1時のロープウェイに乗って上がるつもりがデポ車の移動に手間取ったのと山頂付近の強風での徐行運転で思いのほか出発に手間取る。それでも山頂付近は傾きかけた太陽の光と風に巻き上げられる雪で幻想的な世界。いや〜〜気持ちがいい。前嶽に向かう沢へは午前中ガイドが使用していたショートカットのトレースを頼りに移動。多少ルートロスしたが、沢へ降りる斜面
は風でそれなりにリセットされてウィンドパックされた重めの膝パウ。アドレナリン50%!そこからまたまたシール装着しての移動でしたが、ここで経験。午前中使用したシールを再び装着するのに手際が少し悪かったせいか、風で舞ってくる雪がシール粘着面
に付着してほとんどつかなかった。まあトップとテールで引っ掛けるから最悪くっつかなくても用は足りるんですが、どうしたらイイかなあ。要検討事項です。話を戻して、前嶽の直下に来るとakubiのシュートラブルや沢へのルートロスで時間は3時半を回っていた。先程までの青空はすでに無く、強風はさらに強くなり、辺りも明らかに暗くなってくる。目的のポール捜索はこの時点で断念。なるべくシューでの移動はやめようという事で滑りはじめる事に。視界は明らかに悪くなってきたので、メンバー全員がなるべく固まって行動。ツリーへ入ると風の影響も少なくなり視界もそれなりになってくる。トレースを頼りに降りるが、ポールランではナイトーが体調不良と寝不足?(水戸からじんさんと遠征)で泣きながら降りてきたものの、全員問題なく下山。滑れなかった前嶽オープンを下から眺めつつ今回の宿深沢温泉へ向かう。
[夜の部]
今回の宿はいつも八甲田でメンバーが泊まっている酸ケ湯に宿を確保出来なかった為深沢温泉に泊まる事になりました。宿は素泊まり¥3500で離れのプレハブのような建物に泊まるのですが、風呂トイレは男女別
で良い感じ。泉質は酸性単純泉で鉄の香りのするの柔らかいお湯でした。今回はこの建物をメンバーで貸し切りになったので合宿所のようで楽ちんでした。台所はガスコンロ、お皿、まな板、ヤカン
、中華鍋完備。持って行った道具とで快適に準備出来ました。この日の食事はキムチ鍋、焼き肉、山芋の千切り、漬け物、その他焼き物数種というかんじ。思いのほか小食のメンバー男性陣に食材もあまりぎみ・・・そんなわけで温泉&うまい物で〆で初日を終えた。
[1日目>2日目>3日目][反省点]
|