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スキー、スノーボードのゲレンデ内の衝突事故 [5]

【骨折について】

骨折と言う怪我は状況によって軽傷から重傷まで様々である。
どの様に折れたか?靱帯や腱など一緒に損傷していないか?、他の臓器を侵周していないか?
などいろいろな要因が関係してくる。
医学的には骨折のような怪我は直接命に関わるものでない限り、緊急手術なんてことにはならない。
今回もこのような理由から順番待ち状態だったようだが、本人にしてみれば痛みとの戦いの為大分辛い日々が続く。
さて一番厄介な骨折と言うのはどういう物か?
骨に対して垂直に力がかかりいわゆる『ポキッ!!』と言うような折れ方は比較的治りやすい。
また、ひびが入った程度であれば固定して、あとは痛み止めの薬や炎症を抑える薬などが処方されてお終いと言うケースもある。
ただこのような折れ方でも厄介なタイプが骨折部位がずれてしまった場合である。
当然骨折した所は自然に時間とともにくっついてくるのだが、ずれてしまうとなかなかくっつかず、手術によってズレを戻して金属によって固定!と言う事になってしまう。
ズレの度合いによってはしばらくの間、骨折部位を牽引してズレを少しでも戻してから手術と言う場合もあるようだが
いずれにしても骨折の軽傷と言われるのはひびが入った程度までであろう。
そして一番厄介なのが骨に対してねじれの力がかかって折れる場合である。
一般的には複雑骨折と総称してしまうのだが、このタイプ手術によっての固定が一番難しいそうなのである。
大腿骨や下腿骨のように長い骨というのは広範囲にわたって複雑に折れていなければ固定がしやすいのはイメージしていただけると思うが複雑に縦に亀裂が入るように広範囲にわたって損傷している場合
固定するボルトなども留めにくく簡単には骨折部位の整復も出来ないそうです。
そしてうまく整復しても損傷部位の神経等を巻き込んでしまっていると
骨はくっついてもマヒが起こったりして怪我による2次的な状態も考えなえればならなくなる。
複雑骨折が重症と言われる所以である。。。。。

 

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